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災害時用自治会資料

大規模な災害では、道路等のインフラ整備の被害は甚大で、救助の人員や支援物資の到着が遅れるなど、すべての被災者に対して、行政などの「公助」としての十分な救助や支援については限界が生じます。

災害時には「自分や家族の命は自分で守る」「自助」が最も大切です。「災害にあったら?」と想像し、自分の身を守る備えやとるべき行動を決めておくなど、日頃からの防災対策は、突然の災害から自分の身を守ることに繋がります。

避難先について

発生する災害種別に対して立退き避難が必要な場合には、市町村が指定した各災害に対応した避難場所への避難や、安全な場所にある親戚・知人宅への避難などが考えられます。
また、ハザードマップ等で次の3つの条件を確認し、自宅が安全だと判断できる場合には、自宅に留まること(屋内安全確保)も考えてみましょう。

  1. 洪水により家が倒れたり、崩れたりしてしまうおそれがある地域(家屋倒壊等氾濫想定区域)に入っていないこと
  2. 浸水する深さよりも高いところに部屋があること
  3. 水がひくまで我慢でき、水・食糧などの備えが十分にあること

立ち退き避難が必要な場合の行動

  1. 上田市指定の避難場所への避難
    一次避難場所は各自治会館になります
    〈その他の北部地区近傍の指定緊急避難場所〉
    北小学校・第三中学校・中央公民館・上田染谷丘高等学校・清明小学校など
  2. 安全な場所の親戚や知人宅へ避難
    知り合いや親戚宅への避難も検討します。(避難所への避難者集中リスク緩和の意味もあります)
  3. ホテル・旅館へ自主避難

「緊急安全確保」が必要な場合の行動
(レベル5:水害・土砂災害において、命の危険、直ちに安全確保に位置付けられる情報)

既に周辺で災害が発生している場合など、立退き避難がかえって命に危険を及ぼしかねない場合は、少しでも命が助かる可能性の高い行動として、「緊急安全確保」を行います。

  1. 浸水害等で自宅の上の階へ移動する
  2. 土砂災害で、崖から離れた2階以上の部屋に移動する

家族の安否を確認する方法を決めよう

万一、災害が発生した時、家族が一緒とは限りません。このような場合でも、家族の安否確認の方法について、日頃から家族で確認をしあっておきましょう。

災害時には通信回線が混雑し、繋がらないことも考えられます。そのような時、家族や知人との安否確認や緊急連絡等で役立つのが、「災害用伝言サービス」です。 固定電話や携帯電話、またインターネットを通じて、伝言する音声の録音やメッセージの入力、再生・確認を行うことができます。

災害用伝言ダイヤル(171)

大災害発生時に、被災地内の電話番号に限り局番なしの「171」に電話をかけると、音声ガイダンスに従って安否などの伝言を音声で録音することができます。 被災者の家族等、全国どこ からでもその伝言を再生し安否を確認できたり、被災者に対する伝言を録音したりすることができます。携帯電話、一般加入電話や公衆電話、一部のIP電話から利用できます。

  • 被災者Aさんが、無事であることを伝えたい伝言録音 171+1+Aさんの自宅の電話番号
  • 家族・親戚・友人等がAさんの安否を確かめる伝言再生 171+2+Aさんの自宅の電話番号

災害用伝言板

携帯電話のインターネットサービスを利用し、被災地域の方が自らの安否を文字情報によって登録することができます。

災害用伝言板(web171)

災害用伝言板(web171)は、インターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う伝言板です。

参考資料